2009年1月19日月曜日

この世には、いろいろな人がいるものだ

不思議な体験だった。

昨年9月の髄膜炎以来、ずっと頭痛が続いている。市民病院の医師は、検査の結果、もう心配はいりませんとのことだった。しかし左眼の上あたりや、右耳の裏が痛い。首のあたりを触るとシコリがあるようにも思える。

大事をとって、ある人の勧めもあり、慶應大学病院を訪ねた。今のところ、首と頭部のMRIを撮ってもらった。血液検査の結果とともに、来週には診察を受ける予定になっている。

ところが先週、仕事場のアメリカ人に現在の症状を話すと、ちょうど今、知り合いのフィリピン人で不思議な人が日本に来ているので紹介すると言われた。70歳を過ぎた人らしいが、病人を一目見ると、症状を引き起こしている問題がどこにあるのか見えるらしく、指圧の要領で治してくれるらしい。それも一切お金をとらないとのことであった。今までも、車いす生活を送っていたひとが、かれの「治療?」によってすぐに歩けるようになったらしい。

眉つばものだと思って、適当に返事をしておいたが、その午後、実際にその人を職場に連れてきた。驚くことに、私を見た彼は、私の足に問題があるといって、膝の裏を指で強く押し、肘のあたりも押した。そして「はい、治りました」と言った。

そんなわけはないと言って、以前は片足立ちも出来なかったといって、やってみると、それが何の問題もなく、すくっと立てた!ふらつきもしない。それに頭もなんだかすっきりしてきた。狐につままれたようだ。また頭痛が出たら、鼻をかみなさい、とのことだった。

世の中には不思議な力をもった人がいるものだ。

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