カーテンで仕切られた照明をおとした小部屋へ入ってベッドに横になっていると、ナント若くて可愛い検査技師が入ってきました。見たところまだ20代前半のようです。
「初めてですか?」と、訊かれて、「あ、ハイ…」と、応えました。すると、「じゃあ、ズボンを腰のあたりまで下ろして、シャツを胸まで上げて下さい」と、言われました。「あ、ハイ…」と、また素直に応えました。
不謹慎にも妙な感覚で天井を見ていると、突然、彼女はヌルヌルとしたゼリーを塗ったステックをお腹のあたりにそっと置いて、ゆっくりと優しく上下左右に動かし始めました。
ステックを動かしながら彼女はモニターを見ています。時より眉をひそめたり、画像を制止させたりしていました。そんな彼女の横顔を見ながら、ステックの動きに微かに反応している自分が我ながら可笑しくて、必死で笑いをこらえていました (笑)。特に脇腹から胸のあたりへステックを動かされると、思わず「ウッ」と感じてしまいました (苦笑)。
かれこれ30分ほど検査は続き、至福の時間 (?) を過ごしていると、突然、「ちょっと待って下さいね」と、言って、彼女はカーテンの外へ出て行きました。『どうしたんだろう』と待っていると、年配のオバサン技師と一緒に戻ってきました。
オバサン技師は代わりにステックを持ったかと思うと、「すみませんねぇ、彼女まだ見習いなので、もう少し私がやりますからね。すぐ終わります」と一言。大量のゼリーをまた塗ると、今度はゴリゴリとステックを動かし始めました。
なんとも心の動揺の激しい検査でした (涙)。 もしかしてこの心の動揺が、エコー検査結果に反映されているかもしれません。