2008年12月13日土曜日

セカンド・オピニオン

今夏、髄膜炎により2週間入院した。

それ以前、ひと月ほど頭痛、微熱と吐き気が続いていた。風邪かな、と思い、市民病院内科の診察をうけた。血液検査の結果、ウイルスに感染しているようだが、数日もすれば回復するでしょうとの診断だった。

しかし、1週間経っても一向に症状の改善はみられなかった。もういちど同じ内科に行き、その旨を伝えた。今度は、レントゲンと尿検査を受けた。結果は、別段変ったところはみられないとのことだった。しかしながら、現在の症状を考えると、その結果には納得できないと訴えると、神経内科の診察を受けてみますかとのことであった。

早速、その足で2階にある神経内科の診察を受け、中央処置室で腰から髄液を採られた。麻酔を打たれて、しばらくは動けずベッドに横たわっていると、先程の神経内科の医師が来て、「即入院です。髄膜炎の疑いがあります」と告げられた。

2週間の入院中、終日点滴、MRIやCTスキャン、脳波、また放射線注射後の全身のMRI検査を受けた。その結果は別段変ったところはみられないとの診断であった。2度目の髄液検査を受け、数値も下がってきて快方に向かっている、もう悪化することはないので退院できるとのことであった。しかし2週間は自宅静養が必要と診断書をもらって傷病休暇をとった。

入院中に受けた血液検査の結果が思わしくないとのことで、神経内科とは別にリウマチ科の診察も受けた。その結果は、血小板とリンパ球の値が小さいとのことで、更にあと1か月は静養した方が良いとの診断であった。なぜ数値が低いのかは判らないとのことだった。

1か月半の自宅静養中、一度通院をした。その時は体調も少し改善していた。しかし2度目の通院前には頭痛が続いていた。首の後ろに違和感があり、頭を動かすと痛みがあった。その旨を伝えると、神経内科の医師は、髄膜炎はすでに治っているので、たぶん、ストレスか筋肉の緊張による痛みでしょうとのことであった。

リウマチ科の医師に痛みを伝えると、レントゲンをとってくれた。その結果、後頭部と首にかけて白い影が見える、それが何であるかは判らないのでCTを撮ってみましょうとのことであった。しかし、CT検査の予定が詰まっており、3週間後の予約を入れた。もし、レントゲン写真の解析をして緊急を要する場合は、連絡をしますとのことであった。

この結果には落胆すると同時に憤慨した。入院中にあれほどMRIやCTスキャンを受けているのに、今になって白い影があると云われても困る。明らかな見落としではないかとおもった。

知り合いにそのことを話すと、他の病院に行って、セカンド・オピニオンを得た方が良いとの助言を得た。彼の知っている慶応義塾大学医学部付属病院の医師に連絡をとってくれた。それによって、以下のような指示を受けた

①  慶應義塾大学医学部付属病院神経内科でセカンド・オピニオンを受けますので、紹介状を書いて下さいと伝えること。

 

②  CTスキャン、MRIやレントゲン他、諸々全てのデータをCD-ROMに落してもらうこと。

 

③  一番新しい血液検査の結果をもらうこと。

 

④  髄液を培養した結果をもらうこと。


来週月曜日にもらえることになり、セカンド・オピニオンを得る予定になっている。



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