2011年11月17日木曜日

男親はつらいよ。

昨日、最近娘を嫁に出した職場の同僚と立ち話をしていて、おもわず目を伏せてしまいました。

彼によると、もう娘が家にいないという現実に、日々淋しさが無性に募っているとのことでした。娘と一緒に過ごした二十数年という楽しかった日々がしきりに思い出されて、ひしひしと淋しさがこみ上げてくると、しみじみと語りました。無骨な普段の彼からそのような言葉がでてくるとは以外でした。それと同時に、われながら身につまされました。男親というものは、母親以上にツライものでしょうか。

同じように娘をもつ親として、彼の吐露(とろ)した何気ない言葉が胸に迫りました。ウチの娘たちが嫁にゆくには、まだまだ先の話です。しかし将来確実にそういった日が来るのかと思うと、いまさらながら、彼女たちとの今の生活を大切にしていかなければいけないな、と痛感しました。その日の夕飯の会話もいつもより弾みました。これからも娘たちの成長を見守り、ささやかな日々のふれあいを大切にしてゆこうと思います。

気落ちしている同僚に、『いまでは義理の息子となった娘の亭主が始めて挨拶に来たときは緊張したでしょうね』、と訊くと、『そうね、でも娘が気に入った男だから反対してもしょうがなかったしね・・・。でも、ひとことだけ言ってやったよ、俺の娘に手をあげたら容赦しないって』。まるで映画ゴッドファーザーで、妹に暴力を振るった義弟を半殺しにしたソニー・コルレオーネみたいですね。しかし娘に対する強い男親の愛情を感じました。

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