2011年11月3日木曜日

脱原発

通勤途中の車の中でラジオを聞いています。先日、ある番組のコメンテーターの話にゾッとしました。それと同時に、妙に納得してしまいました。

話題の内容は、今しきりに議論されている将来に向けての日本のエネルギー政策や脱原発に関してでした。深刻な事故を起こした福島第一原子力発電所の原子炉を、一日も早く冷温停止させ、放射能の飛散を防ごうと政府や東電は必死の努力をしています。

しかし彼の話によると、もう原子力発電に関する問題は日本だけの力ではどうすることもできないそうです。いくら日本だけ脱原発を掲げても、国際的な同意が無い限り、放射能を封じ込めることはできないそうです。

つまり、お隣中国は、近い将来、沿岸部にナント100基の原子炉を建設する計画だそうです。最終的には、400基までその数を増やしていく予定だそうです。それもそれらを中国独自の技術で動かしていくらしいのです。

怖いですね。今でさえ、やれ大気汚染によるばい煙や黄砂が日本まで到達しているというのに、もし中国の原発で事故があった場合、放射能は確実に日本列島を覆い尽くします。新幹線事故でも表面化した隠蔽体質を考えると、もし深刻な事故が発生しても正確な情報は発信されないのではないでしょうか。

そう考えると、人類は何と厄介な発電方法を発明したものです。

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