2010年5月27日木曜日

ある夜の出来事

この話はあるアメリカ人から聞いた話です。

その人は若い頃(30年くらい前)軍人でしたが、ある時期、夜警として軍オフィスの戸締りなどの点検をしていたそうです。

ある夜、暗く長い廊下をひとり懐中電灯で照らして歩いていると、建物の奥にあったセクレタリーたち(すべて女性)の部屋から男の低い呻き声が聞こえてきたそうです。こんな時間になんだろうと思って、ドアの隙間からそっと中をのぞいてみると、身体の大きな黒人の男(オフィス清掃人と思われる)が自分のイチモツをセクレタリー達のタイプライターのキーの上に擦りつけていたそうです。しばらくそっと見ていると、ときどきキーの上に叩きつけては何度も呻き声をあげていたそうです。

いまその夜のことを思い出しても、なんとも不思議な光景であったと云っていました。彼が、その黒人の男を注意することもなく、静かにドアを閉めて立ち去ったのは云うまでもありません。次の日の朝、そのセクレタリーの部屋をのぞくと、いつものように若い女性たちが何も知らずタイプライターのキーを打っていたそうです。

世の中には不可解な性癖のひとがいるものです。



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