2010年8月6日金曜日

消えた高齢者

連日マスコミは、「消えた高齢者」の話題を取り上げています。ついこの間まで、「消えた年金」で騒いでいたと思ったら、今度は「消えた高齢者」です。

日本各地、100才以上の高齢者たちの身元が確認されないケースが、日に日に増えてきているようです。そのほとんどは、行政の記録上はまだ存命になっているが、行方不明などで生死を確かめられない状態のようです。ましてや肉親でさえその居場所も確認できないそうです。いったいどうなっているのでしょうか?

ニュースによると、親の生存もわからないのに、本人に対して支給されている年金を長年受け取って使っていたというのですから、まったく呆れてしまいます。確信犯としかいいようがありません。良心というものが欠如しているようです。

これらの問題は、家庭や親子関係が希薄になってきているのがひとつの原因に挙げられるでしょう。また、近所づき合いがなくなって、高齢者を地域のみんなで見守っていくような仕組みが失われているようです。人と人のつながりが無くなってきています。

その点、まさに「消えた高齢者」問題は、いまの時代を象徴しているといえます。さびしい限りです。

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