2012年1月30日月曜日

吉原通い?

先日職場の同僚と吉原へ行ってきました。

吉原といえば、時代小説などでよく出てくる遊郭街です。現在、『吉原』という行政上の地名はなく、いまでは東京都台東区千束4丁目にあたります。ついこの間、NHKの番組『ブラタモリ』で紹介されていたので、東京国立博物館で開催している「北京故宮博物館展」に行くついでに、ちょっと寄ってみました。

まだあちらこちらに雪が残っているような肌寒い朝、男ふたりでウロウロと、昔の吉原の場所を探し回っている姿というのは、はたから見ると何とも滑稽に映ったでしょうね。まずは吉原へ続く昔でいう『日本堤(どて)』を寒風に向かってテクテクと歩き、ガソリンスタンド脇に今も残る見返り柳を確認して、右へカーブした衣紋坂を辿って、吉原大門にたどり着きました。いまではもう昔のように立派な門はありませんが、面白いことに、大門の脇には番小屋よろしく交番がありました。

大門から真っ直ぐに伸びた通りが仲の町です。手前の江戸町から一番奥の京町までの間を花魁がねり歩いたことから、東海道にみたてて「花魁道中」といったようです。あたりはやはり土地柄でしょうか、いまでも風俗店が多く、同僚とブラブラ歩いていると、中から「どうですか?」と、声をかけられる始末(苦笑)。朝っぱらからそんな気分にもなれず、イソイソと通りすぎました。吉原千両といわれた花のお江戸にタイムスリップして、大マガキを貸しきって豪遊したいもんです。

仲の町の一番奥の左手にある吉原神社に立ち寄り、帰りには『ブラタモリ』でも出ていた吉原公園脇の昔の「おはぐろどぶ」を確認し、薄幸な我が身を恨みながら吉原で過ごしただろう遊女たちに想いを馳せました。時代とともに随分と変わっているだろうけど、やはり現地に行って、その場の空気を感じることは、時代小説などを読む時などにもまた一味違った味わいを持てるのではないでしょうか。

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