2008年11月15日土曜日

17歳のころ


御殿場で三井住友VISA太平洋マスターズが開催されている。今日は大会3日目であった。17歳の高校生プロ、石川遼が後半5バーディーを奪って、4位タイと好調だ。外国招待選手も含め、錚々たるプロが凌ぎを削るトーナメントでこれほどの成績を収めているとは驚きだ。ゴルフを趣味としているものとして、ゴルフの難しさは身に浸みている。いくら練習をしてもなかなか良いスコアーが出せず、高い金を払って毎回ストレスを抱えて帰宅する。それにしても、かれの今の活躍は天性の才能と人知れない日々の努力の賜物だろう。

ところで、自分の17歳のころを振り返ってみると、いま何も思い出せない。ただ、反吐を吐くほど練習をしたクラブ活動のバスケットボールのことしか。高校生活はバスケットボール一筋だった。一体、何故あれほど直向きに頑張ったのだろう。いまではプロのチームもあるが、その当時、バスケットボールは実業団があるだけであった。高校野球のように、甲子園で活躍し、プロ野球へ進む道などなかった。しかし、いま思い出すと、ひたすら試合に勝ちたい、バスケットボールがうまくなりたいといった一心で汗を流していたように思う。

スポーツに限らず、何かに打ち込める時期を青春期に過ごすことは貴重であると思う。学校での勉学以外にも、教えられたものがある。いまの自分を形成するのに大切なものを得られた。いまあの当時のことを思い出しても、心の中にキラリと光るものがある。

遼君、明日も頑張れ。

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