着いてみると、驚いたことに、ものすごい数の人たちでした。 残暑の暑い日差しの中、入り口から長い行列ができており、30分ほど入館するのに待たされました。弘法大師空海の人気のほどがうかがえました。そのほとんどが老齢カップルで、死ぬ前には一度見ておきたいといったところでしょうか。
展示品のほとんどが、重要文化財か国宝ということで、見ごたえがありました。殊に真言密教美術の数々は、なかなか一堂に会して見る機会もないでしょうから、1200円の入館料は安いものです。それから空海直筆の書は、見る価値があります。中国唐代の書家、顔真卿に引けを取らない書風は、素晴らしいの一言です。
まさに天才ともいうべき弘法大師空海の並外れた知性の一端に触れ、曼荼羅で示された密教の宇宙観を体感することができたように思います。
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