2011年8月30日火曜日

一体どうゆうこと??

東芝製の洗濯乾燥機がまた故障です。

以前書いたように、最新ドラム式の洗濯機を買って半年後に故障したので、修理をしてもらいましたが、その次の日には同じ症状で作動しませんでした。それが2ヶ月ほど前です。その時は苦情を言ってそっくり取り替えてもらいましたが、今回は、乾燥時に異常音が出ます。ガーガーといった明らかに正常ではない音です。

早速、コジマ電器に連絡し苦情を言いました。明日修理人が来る予定です。4日待たされることになります。それにしても、この洗濯乾燥機って、リコールの対象じゃないの? こんなに続けて故障を起こすとは信じられません。東芝って、日本で洗濯機を最初に作った会社じゃなかったっけ? 一体どうゆこと??

2011年8月29日月曜日

日本の将来は・・・

今日、民主党の新代表が決まりました。財務大臣の野田氏です。ほぼ自動的に総理大臣となり、新しい首相となります。前与党自民党の安倍晋三首相から数えると、はや6人目となります。まるで1年ごとに替わる生徒会長のようです。短命で終わる首相交替のこの流れも、そろそろ終わりにしてほしいところです。これからの腰を据えての震災や原発対応を考えると、安定政権が一番望ましいように思います。

ところで代表選は、コップの中の権力争いのようでした。まったく国民や震災で被災された人たちの方を向いていませんでした。そして、まるでゾンビのように小沢氏や鳩山氏が顔を出してきて、キングメーカー気取りでした。以前の自民党と何ら変わっていません。

それにしても、刑事被告人や多額の子供手当てをもらっていた人を頼らなければならないような政党とは一体どうしたものでしょう。特に、辞めると言っておきながら、ノウノウと居座っている方の気がしれません。「こんな民主党にした覚えはない!」とか、首相に対してペテン師と呼んでいましたが、よくもまあそんなことが言えたものだと呆れてしまいます。

話は変わりますが、夕食時、新代表の野田氏がテレビでアップになったので、「大仏さんに似てるねぇ」と娘たちに言ったところ、「この人、クルリンパの人にも似てる」と言ってました。誰のことかとウチのに聞くと、ダチョウ倶楽部の上島竜兵だそうです(爆笑)。

2011年8月26日金曜日

車の営業とは・・・

先日、自家用車の後部に追突されたことを書きましたが、結局修理してもらうことになり、新車を購入したディーラーから代車としてレンタカーをもって来てもらいました。

破損したところを見てもらいましたが、予想したよりも「軽傷」とのことで、査定金額もそれほど変更しなくても良さそうだとのことでした。まずはひと安心。ひとまず工場へもっていって、修理をするのにどれくらいの費用がかかるのか調べてみますとのことでした。

驚いたのは、夜も10時半頃にレンタカーをもって来てもらったことです。新車を購入した千葉にあるホンダ・カーズから、営業の担当者と店長のふたりでした。これからまた追突された車を引き取って千葉まで帰るのでしょうから、帰りつくのは夜中の12時頃でしょうね。帰宅できるのは1時を過ぎるのではないでしょうか。

それにしても、車の営業とは大変です。今の時代、自動車販売の世界も競争が激しく、こちらが恐縮してしまうほどの労働時間です。いま考えると、明日の朝でも良かったのにと思ってしまいます。

今の日本を支えているのは、明らかに彼らのような企業戦士ですね。

2011年8月25日木曜日

紳助引退に思うこと

バラエティーの帝王ともいうべき島田紳助が、いわゆる『黒い交際』で芸能界を引退しました。と言うよりも、芸能界を「追放」されたと言った方が相応しいのかもしれません。

高視聴率をとれるタレントということで、彼にはテレビ界もおんぶに抱っこ状態だったようです。天才的な話術で出演者の容姿をけなして笑いをとったり、放送コードぎりぎりのシモネタ話や毒舌で人気でしたが、自らのワキの甘さで足をすくわれたといったところでしょうか。

引退会見で、暴力団関係者との交際について言及していましたが、やはり芸能人として、また、一般社会人として、「アウト」でしょうね。本人は「セーフ」だと思っていたようですが、世間や子供たちに影響力のあるテレビ番組のMCとしての立場や社会的責任を考えると、やはり「退場処分」に値するでしょうね。

引退のニュースを聞いた当初は、いくら反社会的組織の人といっても友人や恩人であれば、それなりに許されるのではないかとも思いましたが、近年の暴力団撲滅の動きの中では難しいでしょうね。仕方がないと思います。残念です。

彼の才能を惜しむ声もあるようですが、これを許してしまうと、自らの会見で言っていたように、「示しがつかない」事態になりかねません。まさに頂点を極めた人が、自らの失敗とはいえ、脱落する落差は大きいですね。しかしまだ55歳ということですから、これから第2の人生をまっとうに生きてほしいと思います。

2011年8月24日水曜日

とんだ災難

今朝、オカマを掘られました。

一応誤解のないように一言、別段そのテの趣味はないのです(苦笑)。つまり、いわゆる後ろから追突事故を起こされたわけです。目撃した人の話によると、相当な衝撃音だったそうです。

歩行者が横断歩道を渡っていたので、その前で停車していたところ、突然ぶつかって来ました。相手は中年女性でした。彼女の車は前の部分が随分破損していましたが、こちらは表面上、数カ所の傷がある程度でした。しかし、後でじっくり見てみると、やはり後部が微妙にゆがんでおり、ハッチバックのドアがうまく締まりません。カギによるオートロックも作動しない有様です。

先方の保険会社から早速連絡が入ったので、事情を説明しました。追突された車は、最近買い替えるために査定を受けていて、新車購入の契約も終わっています。今回の事故により、査定金額が下がることはなさそうですが、あとは先方の保険会社と新車を購入したディーラーとの話し合いになるようです。

いまのところ別段ムチウチの症状は見られないのですが、話によると、事故の当日よりも、一晩寝たあとに痛みが出てくるそうです。明日の朝、何もなく調子が良ければいいのですが。

こんなに追突されたことはないので、宝くじでも買ってみようかと思っています(笑)。 アタルかも。

2011年8月23日火曜日

リーダーシップについて

菅首相の退陣も、とうとう月末となりました。3月11日に発生した東日本大震災と原発事故に対するリーダーシップ欠如が原因で、辞任要求が吹き荒れ、退陣3条件の(1)今年度第2次補正予算(2)赤字国債を発行するための特例公債法案(3)再生可能エネルギー特別措置法案の成立が満たされるからです。民主党による政権交代後、はや3人目の総理大臣が近く指名されます。

井沢元彦氏の著書を読んでいたら、河合隼雄氏の『中空構造日本の深層』という本に、権力者(リーダー)について次のような文章があると書いてありました。

― 日本の場合の長は、リーダーと言うよりはむしろ世話役と言うべきであり、自らの力に頼るのではなく、全体のバランスをはかることが大切であり、必ずしも力や権威をもつ必要がないのである。日本にも時にリーダー型の長が現われるときがあるが、多くの場合、それは長続きせず、失脚することになる。日本においては、長はたとい力や能力を有するにしても、それに頼らずに無為であることが理想とされるのである。

(中略)

最も近代的な組織の運営において、欧米諸国から見ればまったく不可解としか思えないような、統合性のない、誰が中心において責任を有しているのかが不明確な体制がとられていたのである。このような無責任体制も、それが事なくはたらいている時は、案外スムーズに動いているものであるが、有事の際にはその無能ぶりが一挙に露呈されるのである。(中略)日本の近代組織は、時に驚くべき無責任体制であることを示す事実は、枚挙にいとまがないであろう。―

河合氏は、臨床心理学者で『古事記』の分析によって、日本の権力(意思決定)システムを「中空構造」と定義したそうです。この言葉を読むと、まるでこの度の震災や原発事故に対する政府や東電の稚拙な対応ぶりをそのまま指摘したようです。

今度新しく選ばれる総理大臣には、強いリーダーシップを発揮してほしいものです。

2011年8月21日日曜日

川の流れのように

いまからちょうど800年ほど前に、鴨 長明(かも の ちょうめい)という歌人・随筆家がいました。時代は平安時代から鎌倉時代です。彼の随筆に「方丈記」があります。約100年後に執筆された 吉田兼好の『徒然草』、清少納言の『枕草子』とあわせて日本三大随筆と呼ばれるそうです。その有名な書き出しは、

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」

いま目の前を流れている川は絶えず川として見えるけれど、実際はもとの水ではない。では一体それは何だろうか。それは一種の陽炎のように儚いものではないのか。時は流れ、様々な喜びや悲しみが過ぎてゆくけれども、すべては河の流れのようだと言っているように思います。この世の無常観が表れています。震災のあと、この言葉が胸に響きます。

「川の流れのように」 美空ひばり

知らず知らず 歩いてきた
細く長い この道
振り返れば 遥か遠く
故郷(ふるさと)が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生
ああ 川の流れのように ゆるやかに
いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように とめどなく
空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ

生きることは 旅すること
終わりのない この道
愛する人 そばに連れて
夢 探しながら
雨に降られて ぬかるんだ道でも
いつかは また 晴れる日が来るから
ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように 移り行く
季節 雪どけを待ちながら

ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように いつまでも
青いせせらぎを 聞きながら

2011年8月19日金曜日

ウソのようなホントの話

今日、あるアメリカ人から信じられないような話を聞きました。

最近起きた大阪でのバラバラ殺人事件について無駄話をしていたところ、以前彼もノコギリで死んだ牛をバラバラにしたことがあるとのことでした。彼の話によると、14歳の頃、アメリカ中西部の農場に住んでいて、伯父さんに死んだ牛の処分をするように言われ、仕方なくノコギリでバラバラにし、大きな穴を掘って埋めたそうです。

なぜそんなことをしたかというと、とても一人では死んだ牛を牛舎から運び出すことが出来ず、移動するトラックもなかったので、牛の身体を切り刻んで捨てたそうです。やってみると以外に簡単に切断することが出来たと言っていました。本当なら、凄い話ですね。

なぜそんなヒドイことを伯父さんは命じたかというと、その当時、14歳の彼には車の窃盗容疑がかけられており、警察の追跡から逃れるため、その伯父さんの家に潜伏していたらしいのですが、伯父さんからバツとして死んだ牛の解体を命令されたそうなのです。

その街にはたった一人しか警官はいなかったそうですが、ある日、街中を運転していたら突然停止するようサイレンを鳴らされ、執拗に追跡されたので、猛スピードで逃げ切ったそうです。そして伯父さんの家にやっとの思いで逃げ帰ったということです。

しかし、彼によると、車を盗んだ覚えはなく、伯父さんに「いつでも使っていいよ」と言われていたので運転したらしいのです。つまり、その車は、まさに盗難被害が出ていた車だったのです。その伯父さんは警官に見つかってしまったことに腹を立て、バツとして彼に牛の解体を命じたとのことです。

凄い伯父さんですね。それにしても、驚きです。

2011年8月18日木曜日

漂流民たち


物の本によると、江戸時代、格段に商品の流通が活発になり、街道を馬で運搬するよりも、盛んに船を使って物資を運ぶようになったそうです。大きな一枚の帆を張った千石船と呼ばれる木造船で、米や酒などを大消費地江戸へ運んでいたそうです。

しかし、不幸にも途中暴風雨などに会って、太平洋岸を絶えず流れている黒潮につかまり、大海へと漂流した船乗りたちがいたようです。井上靖の小説『おろしや国酔夢譚』などで知られる大黒屋光太夫もその一人です。

それら漂流民のなかで、幸運にもアメリカの捕鯨船などに保護され、遠くアメリカ大陸まで連れていかれた者たちもいたようです。またある者は、その後帰国することができ、異国での貴重な体験を口述しています。

当時の日本は鎖国状態であり、キリシタン禁制でしたので、彼らはまず奉行所で調べられています。その時の記録が今でもたくさん残っているそうです。その筆記録の中に、英語の会話集というものがあり、漂流民たちが現地で覚えた単語が書かれてあるそうです。

たとえば「水」は、「ワーター」とか「ワラ」と書いてあるそうです。ちなみに「グモー」は「グッドモーニング」で、対訳は「おはようござりまする」と日本語で書いてあるそうです。面白いですね。「サンキュー」は、「かたじけのうござりまする」とか、食事の時などに耳にしたのでしょう、「ちょうだいつかまつりまする」と書いてあるそうです。とくに面白いと思ったのは、パンの「ブレッド」は、「ブレ」と書いてあり、訳は「麦餅」としています。「ハム」は「獣肉の蒲鉾仕立て」(笑)。

吉村昭の本にのっていたのですが、漂流民たちが最も驚いたことに、「キス」があるそうです。当時の日本人にとって、キスをする風俗はなかったので、初めて男女がキスをする姿を見たときは、さぞかし驚いたことでしょうね。

先ほどの会話集のなかにも「キス」についてのことが書いてあり、「互いに口をなめあうことなり」と書いてあるそうです。思わず笑ってしまいます。または、「互いに唇を強く吸い合いて、チューというなり」とも書いてあるそうです。そして非常に面白いのは、その説明文の下には必ず、「甚だ汚らわしき風俗なり」などと書いてあるようです。

この紋所が目に入らぬか!

超がつくほどのマンネリTV番組といえば、「水戸黄門」ですが、その時代劇の定番ともいえる長寿番組も、やはり時代の流れには逆らえないようで、今年でついに幕をおろすそうです。残念ですが、仕方ないでしょうね。

小さい頃は、よく観ていたような記憶がありますが、最近はトンと観ていません。いかにも憎たらしそうな悪代官が登場して、助さん格さんが颯爽と太刀まわりをして、ひとまず悪人たちを懲らしめたかと思うと、最後にはお約束の葵の印籠を出して、白いあごひげの黄門様の登場です。最初から明らかに結末が分かっていても、ついつい観てしまっていたような気がします。究極のワンパターン番組です。

いま思うと、よくもまあ同じような話が毎週出来たものですね。まったく同じ顔の悪代官が、数えきれないほど「出演」していたのではないでしょうか。また、格さん助さんに斬られても斬られても、同じ顔の悪人どもが次から次に出てきていたようにも思います。それも同じようにカメラ目線の派手な死に方で、画面の外へ消えてゆきます。

そう言えば、「暴れん坊将軍」もしばらく観ないですね。番組では、松平健が、主人公の享保の改革をした徳川七代将軍吉宗を演じていました。吉宗といえば、さまざまな倹約令を出して困窮していた幕府財政を再建した人です。将軍みずから1汁3菜だけの食事をし、絹の代わりに木綿を着ていたそうです。

特に、大奥の経費を大幅に削ったそうですが、ある本によると、大奥の女たち50人をリストラし、意図的にすべて美人を選んだそうです。その理由がふるっています。「美人なら、職を失っても良縁に恵まれて、すぐにでも他家に嫁ぐことができるだろう」といったそうです。ホントかなぁ。

2011年8月16日火曜日

エアコン

ついに、2階の子供部屋のエアコンが故障しました。

かれこれ12年ほど使用しましたので、そろそろ寿命かなと思っていた矢先でした。おそらく長年使用しているうちにガスが抜けてしまったのでしょう。スイッチを入れると、設定温度を下げても、なま暖かい送風だけになりました。12年も使えば、完全に元はとったと考えるべきでしょうね。

娘たちは連日の暑さのため、エアコンなしではぐっすり寝ることもできず、毎晩1階和室に布団を敷いて寝ていました。仕方なく、千葉の義兄の家へ遊びにいく前日、コジマ電器で新しいエアコンを購入しました。都合よく、帰宅した次の日の朝には取り替えてもらうことが出来ました。快適です。

購入時は、どこのメーカーのエアコンが良いか比較検討しましたが、先頃のドラム式洗濯機「故障事件」から、まずは東芝製は敬遠しました。その代わり、現在使っている家電製品の耐久性の観点から、パナソニック製に決めました。あっても使いそうもない様々な機能がついているよりも、シンプルなデザインで、基本的な機能が問題なく作動する方が、長い目で見た場合、価値があるように思います。

1階和室のエアコンも、そろそろ購入後10年になり、いつ故障してもおかしくない状態です。この夏だけでも何とかもってもらいたいものです。

2011年8月15日月曜日

夏休み

夏休みから帰ってきました。1月にサンフランシスコの友人宅で1週間の休暇をとって以来の休みとなりました。別段、帰省や海外旅行をしたわけではありません。ただただ毎日ノンビリと読書などして、日頃の慌ただしさから逃れられたようです。ブログもその間お休みしていましたが、今日から再開です。 

今年は、家族を連れて、千葉の佐倉に住んでいる義兄の家へ遊びに行ってきました。滞在中は、近所にあるプールに子供たちを連れて行き、同じ施設内にある様々な種類のお風呂やサウナを満喫してきました。本当に久しぶりにリラックスしました。夕食は、キンキンに冷えた生ビールで乾杯をし、天ぷらやマグロ丼を堪能しました。一年に一度くらいは、親戚づき合いも良いものです。

帰りは夜遅く出発したので、高速道は渋滞もなく、スムーズに家路につくことができました。ヤレヤレ。

2011年8月9日火曜日

若いってイイねぇ

近頃、どうも年をとって若い妻をもらうのが流行っているようです。

最近驚いたのは、68歳になる加藤茶が45歳年下の23歳の女性と結婚しました。新婦は、実の娘とも年が近いそうです。また、ついこの間は、タレントの堺正章65歳が、22歳年下の一般女性と結婚したことを発表しました。なんと3度目の結婚だそうです。

ただただ羨ましい限りです。男は幾つになっても、若い女性が好きですね。しかし、68歳と65歳といえば、失礼だけど、ジジイですよ。正直、もう明らかに年寄りです。よくもまあ相手の女性も決心しましたね。それにしても、他に男性はいくらでもいそうなもんですけど・・・(失礼)。

いくら何でも財産目当てではないでしょうが、結婚生活もあと数年もすると、介護という現実が待っているでしょうし、テレビでは元気な姿を見せていますが、いったん家に帰ると、やれ腰が痛いだとか、入れ歯の具合がどうだとか、夫と見ると、一体どうなんでしょうか?

しかし、しかし、羨ましい(苦笑)。

2011年8月7日日曜日

アメリカの斜陽

『ルポ 貧困大国アメリカII』を読みました。先日読んだ本の続編です。

それによると、いまのアメリカには、「Yes, We Can」と「Change!」の明確なスローガンで黒人として初めてのアメリカ大統領に上り詰めたオバマ氏に対する失望感が拡がっているとのことです。暗黒のブッシュ大統領時代の中、新たなヒーローとして閉塞感を突き破ってくれるのではないかという過度の期待からのギャップが、いまの支持率低下につながっているとのことです。

やはり、何も変わっていない。経済は悪くなる一方だし、社会保障制度改革も尻すぼみで終わり、リーマン・ショックと膨大な戦費による莫大な借金が重くのしかかっています。追い討ちをかけるように、いままで一度も格下げを受けたことのないアメリカの国債がとうとうアメリカの大手格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」によって、最も信頼度が高い「AAA」から1段階引き下げられたそうです。強いドルをもとに、世界をリードしてきたアメリカに、次第に陰りがみえてきたようです。

そんなアメリカの状況を見ると、政権交代を成し遂げ、いままで硬直した自民党政治を変えてくれるのではないかという民主党に対する期待感がもろくも崩れ去った日本と、どこか似ているような気がします。

2011年8月5日金曜日

夏休み

サア、明日から夏休みに入ります。ちょうど土日を含めて9日間です。ゆっくりと身体を休めて、仕事による日頃のストレスを解消しようと思います。

別段何をしたいということもなく、お盆の帰省をする予定もありません。旅行に行くわけでもなく、珍しいことにゴルフの予定も入っていません。唯一の予定といえば、千葉の義兄のところへ泊まりがけで遊びに行くくらいでしょうか。

時間がタップリとあるので、日頃忙しくて読めないような本でも読破しようと目論んでいます。まずは「鎌倉仏教」についての本。それから「科学や法律」関連の本。いまからワクワクしています。

ヨシ、読むぞー!

2011年8月4日木曜日

人生のエネルギー量

サッカー元日本代表の松田直樹選手が今日亡くなったそうです。死因は急性心筋梗塞だったようです。まだ34歳という若さで、まだまだこれから十分活躍できただろうに残念です。

本人にとっても無念だったでしょうね。しかし、愛するサッカーのグラウンドで倒れ、心肺停止状態で病院へ搬送されて、一度も意識が回復しなかったそうですから、ある意味、本望だったかもしれません。真の役者は、舞台で最後を迎えたいと思うそうですから・・・。

通常、心筋梗塞というと、比較的年配の人やほとんど運動をしない肥満体型の方に多い病気のような気がしますが、現役でバリバリのアスリートに突然起こるとはまさに悲劇です。家族の心痛を思うと、胸が痛みます。心よりご冥福をお祈りいたします。

不謹慎ながら、不思議なことに、非常に才能が溢れ活躍した人たちが、とくに若いうちに他界するというのは、意外とあるようです。最近では、先月の23日にロンドンで急死した英歌手エイミー・ワインハウスです。27歳でした。若いですね。

また巷では、27歳で他界したロックスターは多く、その悲劇のスターたちは「27クラブ」と呼ばれているそうです。ローリング・ストーンズ設立メンバーのブライアン・ジョーンズ、ギタリストのジミ・ヘンドリックス、歌手のジャニス・ジョプリン、ドアーズのジム・モリソン、ニルヴァーナのカート・コバーンらを含む大勢の「メンバー」がいるようです。

人間の一生には、限られたある一定量のエネルギーがあって、若いうちにそのエネルギーを使い果たしてしまうと、急にロウソクの火が消えたみたいに亡くなってしまうのでしょうか。特にショービジネス界において多いような気がします。たとえば、ジェームス・ディーン、マリリン・モンロー、ジョン・レノン、松田優作、夏目雅子、マイケル・ジャクソンなどなど。

長生きをしたいのなら、できるだけエネルギーを消費しないように、毎日ほそぼそと過ごすのがいいのかもしれません。でも、そんな人生も退屈でつまらないしなぁ。

ちなみに幕末の長州で「奇兵隊」を結成して、坂本龍馬同様、若くして波乱の生涯を閉じた高杉晋作に辞世の句があります。それは、「おもしろきこともなき世をおもしろく・・・」だったそうです。

2011年8月3日水曜日

新しい戦争のかたち

今朝出勤中にラジオを聞いていると、あるジャーナリストが非常に興味深い話をしていました。その時の話題は、おもに近年増強している中国の軍事力のことでしたが、彼によると、これからの戦争はサイバー攻撃によるものだそうです。

インターネットを介して敵のコンピューター・システムやネットワークへ侵入し、軍事機密を盗んだり、諜報活動やデータ破壊などの攻撃をする行為です。強力なコンピューター・ウイルスに感染させたりもして、敵の軍事システム全体を混乱させて、戦闘行為を出来なくすることです。

現在ほとんどの戦闘機や艦船、最新兵器などは複雑なソフトウェアが内蔵され、ネットワークによって作動しているようです。戦略・攻撃システムなども同様です。つまり、いくら強力な軍事力と部隊組織をもって、最新鋭のミサイルやレーダーシステムを備えていても、それを動かすコンピューター・システムやネットワークが破壊されると、すべてが動かなくなるのです。たとえば、筋肉ムキムキで強靭な身体を持っていようが、角膜や鼓膜などに狙いを定めて破られると極端に戦闘能力が低下するようなものです。

最近アメリカの国防長官が、もし他国によりサイバー攻撃を受けた場合、すなわち戦争行為とみなすと表明しています。アメリカ軍では、この新しい脅威に危機感をもち、優秀なハッカーたちを採用し、サイバー軍部隊を組織したようです。あまり知られていませんが、中国と台湾の間では、サイバー戦争状態になったこともあるようです。

こんな話を聞くと、まるでSFの世界のような話ですね。ネット空間で戦争をしているオンライン・バーチャル・戦闘ゲームのようです。しかし実際にミサイルを撃ちあう、核戦争にだけはなってほしくありませんね。

2011年8月2日火曜日

新たな「やらせ」問題

一体この国は、どうしてこのようになってしまったのでしょうか?

九州電力による「やらせメール」に始まり、父親が九電職員だったという佐賀県知事の原発運転再開への関与疑惑、そして今回の経済産業省原子力安全・保安院の元課長が、四国電力に対して国主催の原発シンポジウムへ社員を積極的に参加させるよう依頼した問題。原発を監視するべき機関が一緒になって「やらせ」をし、原発推進へ世論誘導をしていたことに、ただただ驚くとともに呆れ返ってしまいます。

すべては自分たち事業の保全と企業の利益だけを重視し、住民の健康や安全に対してはまったく無視しているようです。これこそ自分だけ儲かって損をしなければ全て良いといった、究極の拝金個人主義です。海江田万里経産相もこの報道には驚いているようですが、これから第三者機関を通して保安院の徹底的な調査をお願いしたいところです。

ところでこの保安院、そう言えばついこの間、女性問題でテレビから姿を消された人もいましたね。それに今回の「やらせ」問題、貴重な税金を食い物にして今までどのような仕事をしてきたのでしょうかねぇ。猛省を求めたいと思います。

2011年8月1日月曜日

言葉のもつ力

本を読んでいると、ふっと目の前が明るくなって、一瞬、世界がひろがったような気分になることがあります。突然ふんわりと心が軽くなるといった感覚でしょうか、なんとも言えない幸福感です。最近そんな文章に出会いました。

これまで司馬遼太郎、吉村昭、松本清張、浅田次郎作品などを愛読してきましたが、近頃読み始めたのが藤沢周平です。藤沢の小説には、必ずと言ってよいほど懐かしい美しい日本の原風景が描かれています。そしてそれらの小説に登場するのが架空の藩である「海坂(うなさか)藩」です。

先日、ベッドに横になって彼のエッセーを読んでいたら、以下のような文章がありました。

「海辺に立って一望の海を眺めると、水平線はゆるやかな弧を描く。そのあるかなきかのゆるやかな傾斜弧を海坂(うなさか)と呼ぶと聞いた記憶がある。うつくしい言葉である。」

まさにこの一文を読んで、藤沢周平の小説の舞台がさらに澄み切ったように感じました。じんわりと心に響きました。なんと日本語というのは美しい言葉を持っているのでしょうか。

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