2011年8月4日木曜日

人生のエネルギー量

サッカー元日本代表の松田直樹選手が今日亡くなったそうです。死因は急性心筋梗塞だったようです。まだ34歳という若さで、まだまだこれから十分活躍できただろうに残念です。

本人にとっても無念だったでしょうね。しかし、愛するサッカーのグラウンドで倒れ、心肺停止状態で病院へ搬送されて、一度も意識が回復しなかったそうですから、ある意味、本望だったかもしれません。真の役者は、舞台で最後を迎えたいと思うそうですから・・・。

通常、心筋梗塞というと、比較的年配の人やほとんど運動をしない肥満体型の方に多い病気のような気がしますが、現役でバリバリのアスリートに突然起こるとはまさに悲劇です。家族の心痛を思うと、胸が痛みます。心よりご冥福をお祈りいたします。

不謹慎ながら、不思議なことに、非常に才能が溢れ活躍した人たちが、とくに若いうちに他界するというのは、意外とあるようです。最近では、先月の23日にロンドンで急死した英歌手エイミー・ワインハウスです。27歳でした。若いですね。

また巷では、27歳で他界したロックスターは多く、その悲劇のスターたちは「27クラブ」と呼ばれているそうです。ローリング・ストーンズ設立メンバーのブライアン・ジョーンズ、ギタリストのジミ・ヘンドリックス、歌手のジャニス・ジョプリン、ドアーズのジム・モリソン、ニルヴァーナのカート・コバーンらを含む大勢の「メンバー」がいるようです。

人間の一生には、限られたある一定量のエネルギーがあって、若いうちにそのエネルギーを使い果たしてしまうと、急にロウソクの火が消えたみたいに亡くなってしまうのでしょうか。特にショービジネス界において多いような気がします。たとえば、ジェームス・ディーン、マリリン・モンロー、ジョン・レノン、松田優作、夏目雅子、マイケル・ジャクソンなどなど。

長生きをしたいのなら、できるだけエネルギーを消費しないように、毎日ほそぼそと過ごすのがいいのかもしれません。でも、そんな人生も退屈でつまらないしなぁ。

ちなみに幕末の長州で「奇兵隊」を結成して、坂本龍馬同様、若くして波乱の生涯を閉じた高杉晋作に辞世の句があります。それは、「おもしろきこともなき世をおもしろく・・・」だったそうです。

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