戦艦「長門」と並ぶ日本帝国海軍の巨艦であった「陸奥」が、
いつもながら、史実を列挙しながらも、
死者1121名という、
それは、日本海海戦で大勝利してまもなく大爆発を起こした旗艦「
最終的には、戦争という壮大な殺し合いの中で、
小説の後半で、
参議院選挙が今日からスタートしました。
消費税引き上げ議論が、今回の争点の一つになっているようです。どういうことから現行の5%から10%に増税をということになったのか判然としません。
事業仕分けで名を上げた蓮舫議員にいわせると、「どうして10%でなければいけないんでしょうか? 9%ではだめなんでしょうか?」ということになるでしょう。10%にしたほうが、税金分の計算がしやすいということでしょうか。
国の抱える借金は、平成20年度末で553兆円に上るそうです。数字をならべてみると、553,000,000,000,000円ということになります。
この借金を、新生児から高齢者まですべての国民で負担するとして、一人当たり433万円になります。4人家族の一般家庭で、1732万円の借金ということになります。1カ月あたり、144万3千円です。
すごい借金ですね。ふつうの会社だったら当の昔に完全に潰れています。この間の事業仕分けで、いかに税金の無駄使いというものが横行しているかが暴かれましたが、もうすでにつぎ込んだ事業やハコモノなど、長年湯水のごとくに浪費された血税による借金が重くのしかかっている結果のようです。そしてその借金残高は年々増加しているようです。
やはりもうそろそろ消費税を引き上げる時期にきているのかもしれませんね。
いまからちょうど12年前、かなり奮発して新婚旅行はタヒチに行きました。
美しい珊瑚礁に囲まれたボラボラ島のレストランで、夕日を眺めながら夕食をとっていると、新妻(!)が、しきりに目配せをします。
何だろうと思って、ふっと振り返ると、ちょうど後ろのテーブルに、ハリウッドスターのカート・ラッセルとゴールディ・ホーンが仲睦まじく食事をしていました。
カート・ラッセルは映画「バックドラフト」、ゴールディ・ホーンは「プライベイト・ベンジャミン」などで有名です。
帰りのレジで、ちょうどカート・ラッセルの前になったのですが、以外に背が低いのが驚きでした。どこにでも居そうな気の良いオジサンでした。
最近では、2年前、慶應大学病院に入院した時、1階のロビーで、かつての大横綱、大鵬を見かけました。車いすに座っていて、弟子に押されて病棟の方へ向かっていました。
子供のころ、「巨人、大鵬、卵焼き」と云われた、あの大鵬です。ずいぶん年をとったんだなぁ、というのが印象でした。
それから、マイナーなところでは、同じ慶應大学病院の地下にあるローソンで、日本女性で初めて宇宙に行った、宇宙飛行士の向井千秋さんのご主人、向井万起男氏に出会いました。
奥さんの千秋さんが宇宙へ旅立つまでの日々をつづった、「君について行こう」を読んでいたので、見かけた時には、「ア、あの万起男さんだ!」と思いました。今も慶應大学の先生だったんですね。特徴的なおかっぱの髪型が印象的でした。
他には、10数年前にタイに旅行に行った帰り、香港の空港で、現在ネプチューンの名倉潤の奥さん、渡辺満理奈を見かけましたし、7年ほど前には、東京の広尾で、石田純一を見かけました。何やらあわてたように、お店から出てきて、タクシーに乗り込んで行きました。
5年ほど前には、千葉のゴルフ場で、ハーフが終わってクラブ・ハウスで食事をしていると、野口五郎が後ろのテーブルで同じように食事をしていました。やはり見るからに足が短かった。
カート・ラッセルとゴールディ・ホーン
昨晩、ホタル狩りに行ってきました。
幸いにも、自宅から歩いて行ける所にホタルの里があります。そこには、小川のほとりに木製の短い遊歩道が設えられています。月明かりに照らされ、その上を歩いていくと、闇の中をゲンジボタルがボーッポーッと光ながら飛んでいました。あちらこちらで光ったり消えたり、なんとも幻想的でした。
しばらくボンヤリ見ていると、案内の人が別の観察ポイントへ連れていってくれました。2・3分ほど暗い山道を歩いて行くと、両側に数段の田んぼがあり、そのあぜ道沿いに、今度はヘイケボタルがいくつもの光を点していました。まるでイルミネーションのようでした。ふたりの娘たちも大喜びで、一匹ずつそっとすくうと、手の中でボーっと光っています。
昔からホタルは、はかなく短い命のたとえとして、また、悲恋の象徴として数々の歌に詠まれています。最近では、きれいな水辺を取り戻そうといった、環境問題の象徴となっているようです。
久しぶりに心の洗われるような時間を過ごすことができました。
「鳩」去って、「はやぶさ」帰る。
小惑星探査機「はやぶさ」が、60億キロメートルという遠い旅を終え、日曜日に地球に帰還しました。実際は、「はやぶさ」本体は大気圏突入時に燃え尽きてしまったようですが、突入前に切り離した、小惑星「イトカワ」の砂を採取したであろうカプセルが、オーストラリアの砂漠で無事に回収されました。
60億キロメートルを数字で表すと、6,000,000,000キロメートルとなります。途方もなく遠い。果てしなく広がる宇宙空間の中、7年もの間ひたすら飛び続け、大海に漂う小さなゴミともいえる小惑星にたどり着き、地表のサンプルを採取して、また地球に帰ってきました。そのミッションを完結させる技術たるや計り知れないものがあります。ただただ驚くばかりです。
しかし、限りなく拡がる宇宙の広さを考えると、60億キロメートルといっても、玄関から出て、すぐに戻ってきたようなものでしょうね。私たちが住むこの地球は銀河系の中にあります。そして地球から銀河系の中心までの距離は3万光年だそうです。光は1秒間に地球を7周半(30万キロメートル)するそうですから、つまりピカッと光った光が3万年かかって中心に届くということになります。銀河系の隣にあるアンドロメダ銀河は、銀河系から230万光年も離れているそうです。考えただけでも気が遠くなります。
私たちが、いま目にする夜空に瞬く星たちの煌めきは、何千年もの遥か昔にキラリと光った光が、無限に拡がる宇宙空間を突き抜け、やっと届いたことになります。いま見ている星の光は、ベツレヘムで産声をあげたイエス・キリストが生まれた瞬間に光った光かもしれません。
そんなことをツラツラと考えていると、人間の一生とは何と短いのでしょう。ほんの一瞬です。くよくよと悩む暇などありません。
一体、ゴルフはスポーツなのか単なるゲームなのか?
静止しているボールを14本のクラブで打ち、18ホールをまわって、それぞれのカップに出来るだけ少ない回数で入れるという基本的なルールをみると、ゲームのような気がしないでもない。たとえば、ビリヤードやダーツのように。
しかし、ゴルフを愛するものにとって、やはりスポーツであると強く思う。サッカーやテニスのように絶えず動き回り、体力と気力がそのプレーにおいて決して重要であることはないが、正確なショットを生み出すために日々身体を鍛え、練習し、心技一体を要する。
やはりタイガー・ウッズの登場はその意味において大きい。また、人気の石川遼にしても、昨今のゴルフはアスリート・ゴルフといえる。決して、ボールをカップに入れるだけのゲームではない。ゴルフがスポーツの祭典ともいえるオリンピック競技に今回採用されたのも、やはりゴルフはゲームではないと言える。
そう、ゴルフは健康にも良い。きれいな空気を吸い、緑の自然の中を歩く。身体にとってこれほど良いスポーツはない。
そしてぼくは明日も練習場に足をはこぶ。
先日、鳥飼玖美子氏の「歴史をかえた誤訳」を読みました。
日米の文化やものの考え方の違いによって起こった、歴史上の様々な誤訳について書かれた本です。日々英語に接している関係上、興味深く一気に読み切りました。
その中の話の一つに、アポロ11号で人類初の月面着陸を果たした時のエピソードがあります。月面に最初の一歩を踏み出したアームストロング船長の第一声は、
“This is one small step for man, but a giant leap for mankind”
でしたが、その当時、同時通訳をしていた通訳者たちは一瞬戸惑ったらしい。というのも、そのまま訳すと、
「これは人類にとっては小さな一歩ですが、人類にとっては大きな飛躍です」
それにしても、同時通訳者たちの感覚の鋭さには驚くばかりです。