今日は久しぶりに有給休暇をとって、横浜開港資料館と神奈川県立歴史博物館へ行ってきました。
みなとみらい線の『日本大通り駅』で降りて、まずは開港資料館へ行き、そこの中庭に今も茂っている玉楠の木を見てきました。この木のそばで、1854年、ペリー提督と江戸幕府が日米和親条約を締結しています。この時をもって日本の鎖国は終わったのです。それからまた4年後には、日米通商条約が結ばれ、1859年には横浜港が開港しています。幕末から現在へと、横浜が貿易をもとに発展ゆくのを見続けた、まさに目撃者となった記念すべき木です。その場に立って生い茂った玉楠を見上げていると、150年あまり前の情景が浮かび上がってくるようでした。
その後、同じみなとみらい線で『馬車道駅』まで引き返し、歴史博物館を訪ねました。歴史好きの私としては、見るものすべてが興味深く、1時半から4時半まで3時間じっくりと見て回りました。最後は足が痛くなりました。殊に、特別展示の英国人画家チャールズ・ワーグマンの絵画は素晴らしかった。ワーグマンは幕末に来日し、日本女性を妻にもって明治末まで生き、当時の日本人の風俗や景色を絵画として残しています。「ジャパン・パンチ」という現在でいう雑誌も発行し、その挿絵も描いています。いまでいう漫画の起源ともいう挿絵です。帰りには早速画集を買いました。
たまには一人ゆっくりと博物館巡りをするのもイイもんですね。明日は多分、足腰が筋肉痛でしょう。
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