2011年7月2日土曜日

記憶についての考察

脳の記憶の仕方には様々あって、その中でも「短期記憶」は、必要なときに必要な分を一時的にたくわえるという記憶だそうです。たとえば電話番号や郵便番号などです。電話番号などはいまや携帯メモリーに入っているので、よくかける妻の携帯番号などもアヤフヤなときがあります。たまに自分の携帯番号も忘れるときがあります。

たとえば電話番号をメモしてダイヤルすると、もうその時点で電話番号は忘れてしまいます。つまり、覚えなくてもよさそうなものは直ぐに記憶から消えてゆくということです。やはり脳にも限界があるでしょうから、いちいち細かいことまで覚えていたらパンクしてしまいます。コンピューターのメモリーのように、ハードディスクにSAVEされない限り、思い出すことのできない記憶となるようです。

アメリカの心理学者でミラーという方が発見したことで「マジカルナンバー7」というものがあります。ひとそれぞれ個人差はあるでしょうが、人間が瞬間的に記憶できる対象の数が7個程度だそうです。7個を超えるとなかなか記憶に残りにくいそうです。そういえば郵便番号も7桁だし、電話番号も市外局番をのぞくと7桁ですね。1週間も7日間だし、小説やドラマも登場人物が7名以上になると、ストーリーが分からなくなってきます。

携帯番号は10桁ですが、数字の間にハイフンを入れると、覚えやすくなります。たとえば、090-351-8625のように。大きな3つのグループに分けると、それぞれが7桁以下になって覚えやすくなります。ちなみに聖徳太子は同時に7人の話を聞けたそうですが、やはり「マジカルナンバー7」なのでしょうか。

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