2011年7月21日木曜日

水の怖さ

大型で非常に強い勢力をもった台風6号は、一旦、南東の海上に抜け、三陸沖を北東へ向かっているようです。幸いにも関東直撃は免れました。

しかし西日本各地では、豪雨による土砂崩れや床上浸水などの被害が出ているようです。降り始めからの総雨量が1000ミリを超えたところもあったようです。72時間程の間に1メートルを超える雨が降ったことになります。凄まじい量ですね。

1982年7月23日の長崎大水害を経験しましたが、あの時の雨の降り方も尋常ではなかったのを覚えています。よく「バケツの水をひっくり返したような雨」という表現を使いますが、それ以上のものがありました。目の前が見えなくなるほどの雨量でした。恐怖を覚えるほどの水の量でした。東日本大震災での津波のように、水の持つ威力は侮れないものがあります。

それにしても今回の台風の進路は変わっていました。まるで理由(わけ)あって関東地方を避けて進んだようでした。近づくにつれて大きくカーブを描くように離れてゆき、放射能汚染を恐れているかのように原発方面には向かいませんでした。大量の汚染水を抱えている原発に豪雨がなかったことが幸いです。

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