2011年6月8日水曜日

原発について

先進国のひとつであるドイツが、「脱原発」へと大きく舵をきりました。2022年までに国内すべての原発を廃し、それによる電力不足分は、再生可能なエネルギーである太陽光や風力などの自然エネルギーで補おうというものです。まさに英断です。この流れは今後ほかの国へも波及し、これからは更に安全で環境にやさしいクリーンな電力供給へのシフトが加速していくことでしょう。迅速な対応で決断したドイツに比べると、権力闘争で明け暮れているどこかの政治家たちの低レベルには呆れてしまいます。

日本も今回の福島第一原子力発電所での事故を教訓に、国家エネルギー基本計画の早急な見直しが求められています。現在の発電のほとんどを占める化石燃料を必要とする火力発電も、近年めざましい技術革新によって、CO2や有害排気物質を極限まで減らすことができるそうです。また、発電に利用可能なあらたな天然資源として、メタンハイドレートも注目を浴びています。天然資源の乏しい日本にとって、シャーベット状で近海に約100年分の埋蔵量があるといわれる資源を発電に利用しない手はありません。

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