いま藤沢周平の時代小説にハマっています。
つい最近までは吉村昭の歴史小説でしたが、そのほとんどを読みつくしたようです。あともう少しで全ての作品を読破するところまできましたので、代わりに新しくのめり込める作家をさがしていました。
そんな折、先日、ケーブル番組で藤沢周平原作の時代劇作品があり、何気なく見ていました。作品は、ほのぼのとした江戸時代の市井の人々が鮮やかに描かれていました。「藤沢周平」も面白そうだぞ、と思ったのはその時です。
これまでに、短編集で「たそがれ清兵衛」、「橋ものがたり」や「暗殺の年輪」を読んでいましたし、長編では「蝉しぐれ」を読んでいました。読み進めるうちに、司馬遼太郎、池波正太郎や吉村昭とはまた一味違った、飾り気のない、しっとりとした文体に惹かれました。昨日読了したこの短編集も、なかなかの出来でした。その中の「盲目剣谺返し」という作品は、木村拓哉の主演で、「武士の一分」として映画化されています。
しばらくは藤沢周平作品を読んでみようと思っています。
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