2011年6月21日火曜日

「時間」について

先月非常に興味深い記事を読みました。

それによると、アマゾンの熱帯雨林に住むある部族は、「時間」という概念がまったくないそうです。彼らと8週間ほど一緒に生活し調査したイギリスの学者によると、その部族は、時計はもちろんカレンダーも持っておらず、彼らが話す言葉の中にも「時間」を意味する「曜日」、「週」、「月」、「年」がないそうです。そして驚くことに、年齢という概念も全くないそうです。
なんとも不思議ですね。日々時間に追われ、忙しく仕事をしている私たちにとって、考えられないことです。ある意味、うらやましくもあります。彼らにとって毎日は、ただ陽が昇り、そして沈むという繰り返しでしかありません。人類にとって普遍的と考えられていた「時間」という概念もなく生活しているのです。
その学者の言葉を借りると、以下のようなことです。
「彼らにとって『時は金』ではありません。また、何かを達成するために時間に追われるというようなこともありません。誰も来週、来年のことなど話さないのです。なぜなら彼らには 『週』、『月』、『年』という言葉すらないのですから。彼らは一種の自由を享受している、幸運な人々と言えるでしょう」
この記事を読むと、つくづく一体「時間」とはなんだろう、と考えてしまいます。

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