今日仕事帰りに散髪してきました。
近頃妙に頭頂部が薄くなり始めたようなのですが、爪と同様にしばらくすると髪の毛は自然と伸びるようです。当然のことなのですが、これも生きているという証なのでしょうか。
生命科学的に言うと、人間の細胞は刻刻と再生され、ほぼ3・4ヶ月で新しい細胞と入れ替わるそうです。つまり今の瞬間も細胞は活発に再生を繰り返しているのです。そう考えてみると、私たちは日々生まれ変わっているということになります。3ヶ月前の自分と今の自分ではまったく違っているということです。脳の状態も絶えず情報が入り込み、また古い記憶は消えてゆく。つまり1時間前の脳と今の脳でも違っているのです。
こんな事をつらつらと考えると、過去のことをクヨクヨ思い悩むのは馬鹿げているように思えます。3ヶ月前の自分はもうここには居ないのですから。それよりもこれからも新たに生まれ変わる自分のために何か価値あることをしたほうが良さそうです。
しかし不思議ですね。人間はこのように生まれ変わっているのに、自分は今もここにいるといった自己認識は変わらない。自分はいったい何者かとも考えない。何だか哲学的命題のようです。
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