3月11日に起きた東日本大震災により、福島第一原子力発電所での発電が不可能という状態になり、今年の夏に向けての節電が重要な課題になっている。我が家でも、余分な照明はこまめに消し、低俗なテレビ番組もダラダラと観ないようにしている。オフィスでも廊下など無駄と思える照明は消し、ブラインドを開けて自然光をとり入れるようにしている。節電は、一人一人が絶えず意識し、この夏の大規模停電を回避できるように努めたい。
横浜に住んでいる弟は火力発電所関連の仕事をしている。彼の話によると、東電はいま世界各地から発電機を大量に購入しているそうだ。その数や、ハンパではないらしい。アメリカのGEやホワイト・ウェスティングハウスなどの旧型発電機なども、船便で輸送すると時間がかかりすぎるので、空輸しているとのこと。まさに東電はできる限り電力を確保するため、その潤沢な資金を元手に湯水のごとく金を使い、なりふりかまわず発電機を買いあさっているのだ。その購入した発電機を、段階的に縮小してきた火力発電所内の敷地に並べ、夏場の電力需要に応えようとしている。それら発電機によるCO2の排出や近隣住民への騒音被害など目下眼中にないといった状況のようだ。政府も見て見ぬふりをしているのかもしれない。
ソフトバンクの孫正義氏が、全国の休耕地を利用した太陽光発電へ触手を動かしている。さすがに経営の決断がはやい。今般の原子力発電の問題を受け、今の状況をビジネスチャンスと見ているようだ。地方自治体の首長たちも興味を示している。これからの時代は、風力や太陽光のような自然エネルギーを利用した安全な環境に優しい発電が必要となってくるだろう。また、蓄電技術も重要なカギになってくるだろう。これらの分野での、技術大国日本のリーダーシップが求められている。
さてと・・・、今日のブログもこれくらいにして、節電のため、そろそろパソコンの電源を切ろうかな(苦笑)。
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