お医者さんごっこ
次女が2才の頃の話ですから、はや6年前になります。
その当時、ベネッセの「こどもチャレンジ」という教材をとっていました。いま振り返ってみると、まったく親バカというべきか、娘の情操教育のためにと思い、毎月安くもない教本や付録を送ってもらっていたのです。
ある月の付録に、「しまじろう」という虎のキャラクターつきの聴診器がありました。娘は大喜びで、それを使って上の娘とふたりで遊んでいました。その聴診器というのは、さきの部分に「しまじろう」の顔が描かれていて、身体の部分に軽く押すと、中のバネが作動して、「しまじろう」の笑っている顔、困っている顔、また泣いている顔が回転して出てくるようになっていました。
ある日、娘が、「お父さんを診てあげる」、というので、患者さんになったつもりで横になりました。娘は得意げに聴診器を僕の頭(!)にあてました。すると、「しまじろう」の顔がクルクルっと回って、笑っている顔が出ました。娘の診断(!)は、「お父さん、頭は元気だよ」でした。今度は胸に聴診器をあてました。するとまた「しまじろう」がクルクルっと回って、もう一度笑っている顔が出ました。娘は軽くうなずくと、「胸も大丈夫」、と自信たっぷりに宣言しました。
そんな娘の無邪気な様子に微笑んでいると、今度は突然、驚いたことに僕の股間に聴診器をあてました。すると今度は、ナント、「しまじろう」の泣いている顔が出たのです。それを見た娘が困ったように言った一言が、
「お父さんのココ、元気ないよ・・・」
でした。それには大笑いです。
横を振り向くと、ウチのがずいぶん笑っていたので、ちょっと気になりました(苦笑)。
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