2010年7月9日金曜日

ハッケヨーイ、ノコッタ!

角界が大揺れに揺れています。

日本の国技ともいうべき大相撲が、危機的状況に陥っています。NHKは、テレビとラジオの中継放送を今回取りやめることにしました。テレビではダイジェスト版として放送するらしいのですが、勝敗結果がすでに判っていては、視聴者の取り組みに対する興味も半減するのは必至です。

今回の野球賭博問題は、どうも根が深いようです。報道によると、明らかに反社会的勢力の方々が絡んでいるようです。大相撲も興行ですから、昔から地元のその筋の方々が、ある程度関わっていたのは事実でしょう。そういった長年の暗黙のつながりが、賭博という犯罪へと発展したのではないでしょうか?

それにしても、これまでの様々な不祥事に対する理事会の対応はお粗末です。危機意識が欠如しており、迅速な、また、有効な対応策が出せないのも非常に問題です。お相撲さん上がりの理事たちでは、組織をまとめ、改革していくのは、やはり無理があるのかもしれません。どうしても身内に甘い仲間意識
があって、古い体質を改善していく意欲に欠けるのかもしれません。いままさに、土俵際での待ったなしの状態です。

今回処分を受けた関取たちも、賭博に対する問題意識が低かったようです。若くして角界に入門し、相撲一筋に精進し、純粋で世間知らずなところがあるのかもしれません。見るからに、まるで大きく育ちすぎた子供のようです。その意味において、反社会的勢力の方々にとっては、格好のカモだったのでしょうね。

この問題には相撲界全体が、水入りも覚悟で真正面からがっぷりよつに取り組んで、豪快な上手(うわて)投げで、みごとな白星をあげてほしいと思います。

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